僭越ながらメシ屋選びには昔から定評のある私。
外食大好きでジャンルを問わず行きたい店だらけ。気づけば食べログの行きたい店リストが800軒を突破していた。多すぎる。少しずつでも消化していかないと。
今回の飲みも店選びは私に一任された。
今回のメンツは同期で最初から仲の良かった2人の男と。1人は同期だが7つ上のじじい。だが誰よりもアクティブで暇さえあれば山に登る。もう1人は話メガ盛り系ハツラツ男子。
独身の頃は毎週のように飲みに出かけ、旅行にもたくさん行った。
似たようなタイミングで結婚し、ここ1、2年で皆子供が生まれた。
今日はお洒落なイタリアンやバルではないだろう。
ノスタルジックで哀愁漂う居酒屋でちびちび飲みつつ思い出話に花を咲かせるのがおつだろう。
ということでこちらの店をチョイスした。
森井本店。
この外観がたまらない。たまらなくグッとくる。
高架下というのもディープ感を一層際立てる。
中に入ってもノスタルジーは止まらない。
中年の男や中年以上の男たちで溢れかえっている。少し前まではおっさんだらけの店は敬遠していたが、今は彼らの仲間入りができたことを誇らしいとさえ思う。
生中で開始。
さて、私にはこういう店で絶対頼みたい二品がある。
どて煮とポテサラ。
どうしようもなく食べたくなる。
なんてことないし、むしろ甘辛とマヨネーズというお子様味なのになぜかとっても大人な食べ物に感じるのだ。
ちびちびやりつつ近況報告や思い出話、家や子供の話。たくさんの話をしたというか同じ話を何度かループするだけだがそれが心地よい。皆同じようなことに悩んでおり、安心する。
あとはこんな渋いメニューを食した。
分葱の鉄砲和え。
ちくわのサラダ揚げ。サラダ揚げって響きが良い。(中にポテサラ)
おでん盛り。
とうもろこしのかき揚げ。
どれもとんでもなくうまいとかではなく、普通にうまい。だがそれがとても嬉しいのだ。
特別なものではなくてもうまいし幸せなのだ。
久々の飲み会はやはり楽しかった。
森井本店という寛大な箱にまたお邪魔したい。