マイホーム購入までの道のり第2弾です。
スイスマッターホルンの麓で撮影 マーモットのおうち
今回は何故私たちが家を買うことに決めたか、その理由についてご紹介したいと思います。少しでも今後の住処どうしようと悩んでいる方の参考になれば幸いです。
現在の我が家の進捗状況ですが、契約には至っておりませんが、ハウスメーカーをBESSひとつに絞り、2週間に1度くらいのペースでコンスタントに打ち合わせを重ねているところです。まだ先は長いですが、徐々に現実味を帯びてきています。
今後もう少し詳細なお金の話や土地の話などリアルな話になってくる予定で、予算との兼ね合いから妥協せざるを得ない点も出てくると思われるますねぇ・・・。
色々と提案を受けたり、雑誌やネットを見てあれも素敵、これも渋いなぁと良くも悪くも影響を受けてしまっています。
ここで一旦立ち止まり、もともと自分たちが何故家を建てることにしたのか、家を建てる目的は何か再確認することが妥協しつつも要点を抑えた良い家づくりにつながるのではと思い、この記事を書いてみました。
私が家を建てることに決めた理由はずばりこの3点だ!
子に思うがまま遊べる空間をプレゼントしたい!
私が家を建てたいと思った一番の理由はズバリこれです。
長い人生を共に歩んでいく家。生涯を通して最高の家であることが望ましいですが、特に長い人生のどんな場面、どのライフステージに重点を置いた家にするかという視点を持つことが大事です。
私は子供が家を出るまでの間、特に幼少期に重点を置いた家作りをしたいと考えました。
では幼少期に重点を置いた家とはどんな家か。
禁止事項の少ない家。
そう思い至りました。何も高級な設備や特別なおもちゃは必要ありません。
一定のルールは必要ですし、ダメなものはダメと教えてやる必要はありますが、やってみたいと思ったことを実行できる、また、やってみたいと思う機会が増える様な家を建てたい、と。走り回ってもオッケー、汚してもオッケー、工作オッケーなど(実際にそこまでおおらかにできるかはわかりませんが・・・)
のびのび走り回る大久野島のうさぎたち
ですので賃貸ではそうはいきませんし、マンションもまず候補から外れました。下階や隣への騒音が心配ですし、できれば小さくても庭が欲しい。
そう考えた時に昔から気になっていた。BESSの家を思い出しました。改めてネットなどで見てみると見るからに自由な雰囲気で、子供だけでなく、大人の感性も瑞々しいものにしてくれそうな家だなと感じました。
木の内装で壁紙がなく、子供が傷をつけたり、汚したりしてもそれがだんだん味になっていくという点も素敵だなと思いました。年数を経るごとに魅力を増すまるでロバート・デニーロのような家なのです。
大人になればそううまくいかないことが多いとは思いますが、少なくとも自分の意志で自分が身を置きたい環境、理想を追い求めることができます。
子供のうちはそれができません。親が決めた家で生活するしかないのです。何が正しいかはわかりませんが、自分なりにどんな家が子供にとって良いのかをじっくり考えることが重要だと思います。
子に楽しく生活している親の姿を見せつけたい!
これも大切だと思っています。何も特別なことはしなくても良いですが、毎日とても楽しく過ごしている親の姿はとても良いロールモデルになるはず。
毎日を楽しく過ごすためにゆくゆくは自分の好きなことを仕事にしたいと考えていますが、なかなかすぐにとはいきません。まずはプライベートを充実させたいと考えています。ただ、現実はあまり時間がありません。
平日は仕事から帰ってきて、子供の遊び相手になり、風呂に入れて寝かしつけて、家事をこなしたら終了。休日に出かけようにもまだまだ子供を連れていけるところには限りがありますし、一人で出かける時間を作ることもなかなかできないのが現状で、充実しているといえばしていますが、なんでしょうか、なんだかなんとかこなしているという感覚で、余裕をもって楽しめているかといえば怪しいと思います。
だからこそ家を充実した空間にすることが大事なのです。もし家が本当に居心地の良い場所で、かつ遊び放題の空間だとしたらどうでしょうか。平日の家事すらも楽しくできそうですし、休日も無理に外出しなくても家で遊べばよいのです。
例えばDIY。子供用の机づくりにチャレンジしても良いですし、自分のキャンプギアや調理器具を陳列する棚なんかを作ってみても良いかもしれません。自分の好きな空間で食べる料理であれば作るのもワクワクしますし、食べても一段とおいしいはず。
今検討している家に住むことができればそんな風に毎日が楽しくなるだろうと確信しています。今思い描いてるものと実際に暮らしてからの印象には少なからずギャップがあると思いますが、家族の幸せそうな笑顔や生き生きと毎日を過ごしている自分の姿がイメージできるかどうかが今検討している家で良いか判断する一つの基準になると思います。
将来父や母のように楽しく生活をしたいと子供に思ってもらえれば最高の選択だったと言えるでしょう。
子に資産を残したい!
やはり女性は現実主義です。特に妻はこの点に重きを置いているようでした。もちろん私も出来る限り残してやりたいと思っています。賃貸では何も残りませんし、家賃を払い続けるのはやはりもったいない気がしてしまいます。
そして万一自分が死んでしまった場合、団信に入っていれば以後のローンの払い込みは不要になります。賃貸ではそうはいきません。
自分が死に、家ゲットでヤッホーと喜ばれるのは辛いですが、家族が苦労をするのはもっと辛いものです。家という資産を残してやれれば住み続けることもできますし、売ることもできます。かなり余裕が生まれますよね。
ただ、実際に自分の家の資産価値が将来どれくらいあるのかという判断を素人がするのは難しいと思います。大手ハウスメーカーの注文住宅を買えば将来の資産価値が担保されるというような単純なものではありません。
どんな家が将来的に資産価値が高いと言われているのか情報を得て自分なりの視点を持つことは非常に大切だと思いますが、結局は何が正しいかわかりません。最悪なのは資産価値があると思って自分の好みを封印して建てた家が実は資産価値もないなんてケースです。目も当てられません。
それよりは自分の住みたい家や子供を育てるのにはどんな家が良いかを考える方がイメージがしやすく、単純かなと思います。
その方が仮に一般の市場的に資産価値が残らなくても自分にとっては思い出のたくさんつまった大切な資産になるはずです。
ただ負債を作ってはいけませんし、あと土地はまともな土地を選びましょう。
災害の被害を自分たちが被らないようにというのももちろんですが、災害で被害が出たりしない限り大きく値崩れしにくく、建物よりも資産になりやすいからです。
以上3点が最もらしい理由ですが、結局は
小さい頃からの憧れだった。
正直これです。
何を隠そう私は家、というか木の家に子供のころから憧れを抱いていました。朝起きて薪ストーブに火を入れ、レトロな水色のケトルでお湯を沸かし、コーヒーを淹れる。ロッキングチェアに腰掛け、ゴールデンレトリバーを撫でつつコーヒーをすする。そんなカウチンを着た髭面の優しそうな爺さんが暮らしている様な家に住みたいとずっと憧れていたのです。
憧れだけだったら諦めていたと思います。私は家族の反対や子供のことを無視してまで自分の意見を通すような豪傑な勝新スタイルではないのです。
憧れでもあり、実際に子供を育てる上でもたくさんのメリットがあると思ったので話を進めてきました。
ただ何度も迷いました。予算面から建売の方が良いのではないか、大手住宅メーカーの方が災害時なども安心なのではないか、場所も田舎の方が土地も安いし環境も良いのではないかなど。
結局は重視したい点に重きを置きつつ、他の部分もある程度の水準を保つというバランスをうまくとることが重要でしょう。そのためには自分の建てようとしているメーカーの良い点だけでなく、悪い点も洗い出し、その他の候補の良い点、悪い点と比較すべきだと思います。可能な限りいろいろなことを調べ、「ここは○○社には劣るけどある程度の基準はクリアしているし、こことここは他のどのメーカーよりも好みだから△△社でいこう!」という感じに決めていくのかなと思います。
今回は本当にさわりのお話しになりましたが、次回以降具体的にどんなことを調べたか、ここだけは譲らなかったなどもう少し踏み込んだことを書ければと思っています。
お読みいただき、ありがとうございました。